Kase's Diary

日記とかメモとか

ウィスラーとバンクーバー旅行記[2012年1月3日〜9日] Whistler & Vancouver (1/2)

少し無謀かとも思ったけど、初級者の家内と息子を連れてウィスラーにスキーに行ってきた。昨冬の話。



2012-01-06 10-06-59


ウィスラーはカナダの西部、バンクーバーから車で2時間くらいの場所にあるスキーリゾート。2010年のバンクーバー冬季五輪の会場となったところ。

ウィスラーの町は Whistler Mountain と Blackcomb Mountain の二つの山の間にあり、両方の山にそれぞれ巨大なゲレンデがある。町には双方の山へのゴンドラ乗り場があって、どちらも楽しむことができる。

現地のガイドさんによるとゲレンデの面積はウィスラーとブラッコム合わせて志賀高原の8倍、八方尾根の16倍もあるらしい。広い。



ゲレンデマップ(2011-2012版)

http://www.whistler.com/trailmap/ より引用。
説明付きの PDF ファイル(2011年版)もダウンロードできる。現地でもらえる無料のゲレンデマップと同じもののよう。


ツアー

今回は2012年1月3日からのツアーであったが、申し込みが2011年11月20日頃になってしまい、期間が無かったために空いている飛行機が無くて予約が大変だった。

息子が冬休み明けの何日かを休むことにすればもっと楽だったのであるが、始業の前日には帰国することにしたので空いている便が中々見つからなかった。
なんとか阪急旅行社(リンク先は今回とは直接関係ない羽田発着特集のページ)のツアーで飛行機が取れ、予定を組むことができた。

工程は以下。添乗員は無し。

  • 1/3 19:10 成田発(AC-004)
  • 1/3 11:05 バンクーバー着。現地係員の車でウィスラーへ
  • 1/3 15:00 ウィスラー着
  • 1/4,1/5,1/6 ウィスラーでスキー
  • 1/7 9:00 現地係員の車でバンクーバー
  • 1/7 11:00 バンクーバー着。自由行動。
  • 1/8 11:00 現地係員の車で空港へ。
  • 1/8 14:10 バンクーバー発(AC-003)
  • 1/9 17:40 成田着

現地の送迎は他の客と一緒になることになり、送迎時刻も現地の都合に寄るとのことであったが、今回は常に我々家族のみで、送迎時刻はすべて上記の私の希望通りにしてくれた。ラッキーだった。

初日

1月4日(水)。曇りで風が強く、ウィスラーの山頂付近はほとんどのリフトが止まっていた。
Whistler


Whistler
ゴンドラ Whistler Village Gondola からウィスラーの町を望む。



ゴンドラは約30分もかけて、標高 1,809m の高さまで標高差 1,157m を昇る。距離約6km。長い。



Whistler
ゴンドラ降り場。残念ながら天気が悪い。

この少し先に Whistler Mountain の頂上があるが、かすんでいる。



Whistler
ゴンドラは少しだけ並ぶけど、ゲレンデはがらがら。



ヨーロッパのスキー場は日本よりも暴走する大人が多くて危ないと聞いたけど、ウィスラーではそれほど感じなかった。北米とヨーロッパで違うのかな。



ただ、大人でもヘルメットをする人の方が多い。



日本よりも初心者が少ない感じ。



Whistler
初心者用に「Easiest Route」の標識が所々にある。ありがたい。



Whistler Village
ゲレンデから見たウィスラーの町。

屋外のカフェテリアがあるが、驚いたことに客がたくさんいる。厳寒の地なのに。



ウィスラーの町はメインストリートの終点に両方の山へのゴンドラ乗り場がある。

多くのホテルはメインストリート沿いにあって、スキーにも飲食にもショッピングにも便利。リゾート用にうまく設計された町という印象。



初日は Whistler Village Gondola 3本で終了。ゴンドラ1本で7〜8km滑るので、総滑走距離は22kmくらいか。

RunKeeper による高低差と速度の記録。


※詳細はRunKeeperのページに。Google Maps 上に経路が表示されます。ログインすると、グラフにマウスカーソルをあてると場所と標高と速度を表示します。



二日目

1月5日(木)。この日も天気はいまいち。



「FRESH TRACKS」というチケットを買うと、ゴンドラ頂上駅にある「ROUNDHOUSE RODGE」で朝食が食べられる。

一般の人がゴンドラに乗れる時間になる前であっても、朝食が終わり次第、ゲレンデを滑ることができる。



だから「FRESH TRACKS」



朝食はバイキング形式ではあるもののそれほどおいしくはない。しかし、ホテルで朝食を食べるより安かったので、二日目も三日目もこのチケットを買った。何よりも滑る時間が増えるのがうれしい。



Whistler


ゴンドラ1本滑った後、Whistler Mountain と Blackcomb Mountain を結ぶ 4.4km の「PEAK 2 PEAK GONDOLA」に乗ることにした。いつものゴンドラで「ROUNDHOUSE RODGE」まで登り、そこで乗り換える。



PEAK 2 PEAK GONDOLA at Whistler
PEAK 2 PEAK GONDOLA



PEAK 2 PEAK GONDOLA at Whistler
Whistler Mountain より、遥か彼方の Blackcom Mountain へ。



PEAK 2 PEAK GONDOLA at Whistler
ゴンドラの中の様子。

上手そうな人ばかり。。。。実際のところ、日本のゲレンデに比べるとファミリーはかなり少ない。



Winter in Blackcomb, Whistler
PEAK 2 PEAK ゴンドラ降り場(乗り場)。向こうの山が Blackcom Mountain 側のゲレンデの最高点。

この後、1本滑ってからあそこへ行く。

初級者コースはあの尾根の裏側にある。手前側も一応ゲレンデで、滑っている人もちらほらいるけど、絶壁にしか見えない。


Winter in Blackcomb, Whistler
Blackcom 側から見た Whistler Mountain 方面(左)。



右下の方に雲がある。あの雲で後でちょっと怖い思いをする。





Winter in Blackcomb, Whistler
リフトの手すりにゲレンデマップが張られていた。



これは便利!

会話がはずむ!



Winter in Blackcomb, Whistler
これが Blackcom Mountain 側の最高点。森林限界を超え、岩しかない。コースにはロープが張られているので迷うことは無い。(この付近では)



Winter in Blackcomb, Whistler
少し陽が傾いてきた。



ガスが出てきた。
Winter in Blackcomb, Whistler


かなり濃い霧で、前が良く見えなくなった。

はぐれないように気をつけて進んでいたが、少し広い場所に出たところで、どこを滑っているのかわからなくなってしまった。



家内は中級コースに入ってしまうと滑れなくなってしまうので、かなり焦った。



幸運なことに、少しさまよった所でゴンドラ乗り場が見つかり、ゴンドラで降りた。



実は、ただ濃い雲の中にいただけだった。雲の上も下も澄んでいて遠くまで見渡せるが、山の中腹に濃い雲の層があったということ。

後で写真を見返すと、下界が雲で覆われている写真が何枚も見つかる。



ゴンドラが下り始めてすぐに濃い霧が晴れ、町が良く見えた。

もう少し下ればスキーで降りてくることもできたということだけど、とにかく降りてこれてよかった。



二日目の RunKeeper による高低差と速度の記録(最初のゴンドラ昇りと滑り初めの部分は記録忘れ)。


※詳細はRunKeeperのページに。Google Maps 上に経路が表示されます。ログインすると、グラフにマウスカーソルをあてると場所と標高と速度を表示します。



この日に乗ったゴンドラ・リフトは

  1. Whistler Village Gondola
  2. Whistler Village Gondola
  3. PEAK 2 PEAK GONDOLA
  4. Solar coaster Express
  5. 7th Heaven Express
  6. Solar coaster Express
  7. Excalibur Gondola(下り)



夜の Whistler Village 。イルミネーションがきれい。

Illumination of Whistler Village
Illumination of Whistler Village


三日目

ついに天気のいい日がやってきた。



朝だけだったけど。



Winter in Whistler
Whistler Mountain の頂上へ行くリフト Peak Express。やっと乗れる。



まずは ROUNDHOUSE RODGE で FRESH TRACKS の朝食をとり、家族で相談。

家内が山頂から降りてこれるかどうかわからないため、まずは私一人でリフトに乗り、様子を見に行くことにした。

家内と息子は二人で町まで滑る。ゴンドラ乗り場で待ち合わせ。



Winter in Whistler
山頂へ。ここも雪と岩しかない。



Winter in Whistler
頂上。意外と広い。



Winter in Whistler
2010年冬季オリンピックのモニュメント。背後はカナディアンロッキーの山々。



Winter in Whistler
雪原にある黒い点はスノーボーダー



雪山と雲。

Winter in Whistler
まだ朝日が昇って間もない。



Winter in Whistler
別世界。



Winter in Whistler
Whistler Village 方面。ROUNDHOUSE RODGE が見える。

手前に見えるリフトのようなのはTバー。



Winter in Whistler
一面の雪。前方のリフトは SYMPHONY EXPRESS 。



Winter in Whistler
ただただ広い。



Winter in Whistler
前方の山が Blackcom Mountain 。手前には山を隔てる谷がある。左の方が昨日行ったゲレンデで、メインのゲレンデは山の裏側にある。

ウィスラーの町は左の奥の方にあり、かなり遠いけど、一本もリフトに乗らずに行ける。



ウィスラーでは、ゴンドラ1本とリフト1本で町から山頂まで標高差約1,500mを登り、そこから約12kmの距離をひたすら下るという滑り方ができるんだ。初級コースだけで。


Winter in Whistler
白黒の世界。



初級者でも来れることがわかったので、家内と息子を連れてもう一度頂上へ。

Winter in Whistler
残念ながら、また天気が悪くなってしまった。



さっきまで動いていたデジカメ Nikon 1 J1 も、気温が低いためか動かなくなってしまい、Panasonic DMC-FT3 で撮影。


Winter in Whistler
岩が樹氷のようになっている。



こちらは標高の低いところ。

Winter in Whistler
降雪機がたくさんある。

町から頂上まで標高差が約1,500mある。上のほうは天然のパウダースノーだけど、町に近い方は降雪機がかなり活躍している。



ついに最終日も暗くなってきた。

Winter in Whistler
またゴンドラに乗って、最後の滑り。



Winter in Whistler


前方の山には陽が当たっている。



Winter in Whistler


Winter in Whistler
また雲の中。こっちの Whistler Mountain 側コースは何度も通っているから心配ない。



Winter in Whistler
雲を抜けた。まだかなり標高が高い。遠くの山が美しい。



Whistler Village
これで今回のスキーも終わり。



三日目の RunKeeper による高低差と速度の記録。最後ところがうまく記録できず。


※詳細はRunKeeperのページに。Google Maps 上に経路が表示されます。ログインすると、グラフにマウスカーソルをあてると場所と標高と速度を表示します。



この日に乗ったのはゴンドラ3回と山頂リフト2回。

  1. Whistler Village Gondola
  2. Peak Express
  3. Whistler Village Gondola
  4. Peak Express
  5. Whistler Village Gondola



午後も天気は悪かったけど、夕方から少し良くなって、夜には月が。
Illumination of Whistler Village
Illumination of Whistler Village


3日間、天気が悪かったのは残念だったが、スキーは存分に滑れたし、3日目の朝だけでも晴れて写真が撮れて良かった。



翌日はバンクーバーへ(つづく)。